ピンポーンとチャイムがなり、荷物が届いたかな?お客さんかな?
玄関へ向かおうと思った時に、ワンワンワン!!と犬がしきりに玄関の方へ向かって吠え出す。
はたまた、ごはんを用意していると早く!と言わんばかりに催促して吠えたり‥‥
後は、散歩中に他の犬に向けてしきりに吠えたりと‥
いわゆる、無駄吠えに悩むことって多いと思います。
私も、以前飼っていた子は興奮したりチャイム鳴るとしきりに玄関へ向かい吠えていました、そんな時はこのクセはやめさせたいなーと常々思っていました。
皆さんの中にもそういった悩みを持つ方は多いのではないでしょうか?
私は、以前犬の専門学校へ通っていて、ペットショップの犬の幼稚園の先生もやっていたことがあります。
ここでは、その時に学んだ内容や無駄吠えの対策などをお伝えしようと思います。
なぜ、無駄吠えをするの?その理由
まず、そもそも犬はなぜ吠えるのでしょうか?
それは、人が言葉でコミュニケーションを取るように犬も鳴くことで一種のコミュニケーションを取っています。
当然ですが犬は、人間のように言葉を話せないです。
犬は、言葉の代わりにボディランゲージと言って身体や尻尾などの動きで感情や意志を伝えています。
尻尾を振ってると嬉しい!みたいなのはわかりやすいですね。
ただ、これをすべて人間が理解するのは中々難しいです。
そのボディランゲージが伝わらないと次は吠えるという行動にでて、これがいわゆる無駄吠えに繋がると言う訳です。
無駄吠えの理由が分かったところで、ではどうやって無駄吠えをやめさせていくのでしょうか。
無駄吠えをやめさせる方法はある?
次は、この方法について考えてみましょう。
一番の理想は、犬が吠えて何かを伝えようとする前に人間が察して行動して犬が吠えなくていいようにしてあげると言うことです。
ですが、日常生活においてすべてそうするのは難しいです。
ただ、ここで大事なのは犬のことを理解してあげると言うことです。
犬がなぜ吠えているかを考えることが出来れば、吠えることに対策を立てられるということです。
犬がよく吠えているシチュエーションを考えてみましょう。
愛犬が吠えている時ってどんな時?
ご飯の時・・・
ごはんの前に吠えているパターンはどうでしょう?
これは、分かりやすいですね。
楽しみのごはんが目の前にあって嬉しくて感情が抑えきれなくなっているからです。
とても可愛いですね笑
こんな時は、おすわりなどをさせて落ち着かせたり、お手や伏せなどをして少しでも他の事に気を向けさせると良いですね!!
そうすることで、抑えきれなかった感情を少しだけ抑えることができるようになり吠える前にご飯まで辿り着くと言う訳です。
これを繰り返すことで、吠えなくてもごはんがもらえると分かれば無駄吠えは減ってくるでしょう。
お散歩中・・・
次に、お散歩中に他の犬に吠えにかかってしまうことはどうでしょう?
これは、主に仔犬時の他の犬とのコミュニケーション不足が原因の一つと言いわれています。
これがどう言うことかというと、先程も少し紹介したように犬はボディランゲージという身体の動きで感情や意志を伝えます。
犬がこのボディランゲージをいつ学ぶかというと‥
そうです、仔犬の時が1番ボディランゲージを学ぶ時期になります!
この大事な仔犬の時期にちゃんと他の犬とのコミュニケーション方法を十分に学べなかった子は他の犬に対してどうやって接していけばいいか分からなくなり、吠えるという手段で挨拶してるつもりや遊びに誘ったり、はたまた見慣れないから威嚇したりという行動に出てしまいます。
なので、理想は仔犬の時期に色んな犬や人などに触れ合って色んな経験をするのがベストです!
でも、それだともう大人の犬は遅いの?と思う人もいると思いますが、遅いなんてことはありません!
犬は頭も良く、考える生き物なので日々学習していきます。
なので、大人の子で他の犬とのコミュニケーションが下手の子は、最初は吠えない距離で遠くから他の犬を見る→吠えないでいたらおやつを上げたりすごく褒めてあげる→慣れてきたらちょっと距離を縮める。
これを徐々に繰り返していけば、いずれは他の犬が近くにいても吠えない子になります!
注意したいのが、もし犬が吠えてしまっても大きな声で叱ったり、リードを引っ張って犬から離したりというのはあまり良くないです。
そういう時は、まずは人が落ち着いてその後に犬を落ち着けること、これを第一に考えましょう。
1度興奮してしまうと、犬は中々落ち着かないので根気よく頑張りましょう!
インターフォンが鳴った時・・・
そして、最後に家のインターフォンがピンポーンとなった時に吠えてしまう‥
これが1番多いかもしれないですね。
この時になぜ犬が鳴いているかというと、チャイム鳴ると知らない人が来て犬は侵入者だ!と思い飼い主に知らせてくれていたり
自分が家を守っているつもりになっている子が多いです。
無駄吠えは止めさせたいけれど、とても可愛い理由ですよね。
可愛いけれどそれをずっと許しているといつまでも無駄吠えは無くなりません、ならばどうすればいいかというと
これには、慣れとチャイム=侵入者ではないということを理解してもらうのが大事です。
例えば、チャイムを鳴らして吠えないうちにオヤツを上げたり、チャイムを鳴らして大好きな飼い主さんが出てくるなど
チャイム=良いことがあるかも!と思わせると、チャイムで来た人に吠えることは少なくなってくるはずです。
まとめ
今回紹介したことに共通することですが、大前提として犬は吠える生き物です。
人もずっと喋るなって言うのはしんどいですよね。
なので、吠える=悪い事では無く 不必要に吠え続けるのがダメと教えてあげて、正解の行動を教えてあげて下さい。
無駄吠えは一朝一夕で改善することは無いです。
根気強く、自分の家の子に寄り添って改善してあげてくださいね。
ペンネーム:アルト
犬の専門学校で学び、ペットショップで犬の幼稚園に携わる。
現在はプードルと一緒に暮らしています。
犬の躾や豆知識などに関する情報が豊富。
アルトさんのブログはこちら→あるとブログ