犬を飼っている人なら、誰しも一度は考えたことがあると思うことそれは‥
『うちの子のごはん、本当にこれでいいのかな??』
『今のごはんに飽きて、食いつきが悪いなぁ~』
『歳だし、そろそろシニア食にするべき??』
などなど‥
犬のごはんに関する悩みは尽きないものです。
実は、私は以前ペットショップで働いていたことがあるのですが、よくお客様から聞く悩みでした。
私自身プードルを飼っているのですが、ごはんについては今でもいろいろと試行錯誤しています。
残念ながら、「これをあげておけば、どの犬も大丈夫!」というごはんはありません。
犬も、アレルギーや好き嫌いもあるので、その子に合ったごはんが1番良いということになります。
ですが!!
犬のごはんのことで、
・ココに気をつければいい!
・こういう選び方をすればいい!
というものはあります!
元ペットショップ店員で、現在もプードルと暮らしている私が、フード選びのポイントやごはんのあげかたのコツをご紹介したいと思います。
まず、犬のごはんを決める上で大切なのは犬の年齢です。
年齢によって必要なものが変わってくるからです。
犬種によっても変わりますが、、
・0歳〜1歳 仔犬の時期
・1歳〜7歳 成犬の時期
・7歳〜 シニアの時期
この3つに分けられます。
・0歳〜1歳 仔犬の時期
まずは、0〜1歳はまだまだ仔犬で、身体をつくっていく時期なので、たくさんの栄養が必要となります。
仔犬の時期のごはんは、「仔犬用」と記載のあるものがほとんどです。
身体をつくっていくために高タンパク、高カロリーが必要となってきます。
また、しっかりとした骨格をつくっていくために、カルシウムも大事なので粉ミルクなどをかけてあげるとバッチリ!
そして仔犬の時期は、ごはんのあげかたにも注意です。
たくさんの栄養が必要な時期ですが、一度に食べられる量も多くないので一日に3回に分けてごはんをあげましょう。
そして、消化しやすいようにお湯でふやふやにするのも忘れずに。
一歳になった時に、カリカリのごはんをあげれるように、徐々にお湯の量を減らしていけば、カリカリごはんへの移行も簡単です。
【0〜1歳のまとめ】
高カロリーで高タンパクのごはん(カルシウムの補給ため粉ミルクをかけるとより良し)を、お湯でふやふやにして朝・昼・晩の3回ほどに分けてあげるのがベストです。
・1歳〜7歳 成犬の時期
次に、1〜7歳 この時期はいわゆる成犬になった大人の時期です。
この時期は、ごはんの食いつきが悪くなるというのをよく聞く時期でもありますね。
成犬になって身体が出来上がっているのに、仔犬の頃の高カロリーのごはんを継続してしまうと太りやすいです。
1~7歳と長い時期で、ごはんの種類も多く迷ってしまいますが、その分その子に合ったごはんを見つけられるチャンスも多いということです!
たくさんの種類の中から、私はグレインフリーのごはんをオススメします。
グレインフリーのごはんとはなんだろう?って思った人もいるかと思いますが
グレインフリーとは、穀物を一切使っていないもののことを言います。
「グレイン」が穀物と言う意味なので「グレインフリー」まさにそのままですね笑
犬の祖先はオオカミというのは有名な話ですが、犬にもその頃の名残がありお肉系を好む傾向にあります。
そして、お肉を主に食べていた犬達は普段食べない穀物の消化吸収が苦手なんです!
ということは‥‥なぜグレインフリーのごはんがオススメかわかりましたね。
穀物も食べたらダメという訳ではないですが、消化吸収しようと身体が頑張りすぎてしまうので、グレインフリーのごはんの方が身体に優しいという訳です。
あげる方法も、できるなら2〜3種類くらいのごはんを用意して一ヶ月ごとくらいでフードをローテーションしていけば、ごはんに飽きることも少なくなります。
ローテーションのオススメは、牛や豚、チキンなどの動物系と、サーモンなどのお魚系を組み合わせると、動物系の栄養素と魚の栄養素を得ることをできるので一石二鳥ですね!
【1〜7歳のまとめ】
グレインフリーのごはんを2〜3種類を一ヶ月ごとにローテーションすることです。
・7歳〜 シニアの時期
最後に7歳〜の時期 いわゆるシニアですね。 人間で言うおじいちゃん、おばあちゃんです。
犬が歳をとっていくと共に内臓も歳をとっていきます。
つまり、成犬の頃のごはんだと身体に負担となる可能性もあるので、身体に優しいごはんが合っていると言えます。
ただし、しっかりと栄養も必要なので低カロリーで高タンパクの食事が必要です。
実は、シニアだと筋肉を維持するために成犬の時よりもタンパク質が必要になるんです!
また、歯が弱ってきている子には仔犬の時のようにごはんをお湯でふやかしたりウエットフードというパウチや缶詰のごはんにしたりするのもいいですね。
【7歳〜(シニア期)のまとめ】
身体に優しい低カロリー高タンパクのごはんで、歯が弱ってきたらパウチなどのウエットフードも使っていくのがオススメです。
各年齢でのまとめはこんな感じですが、やはり一番大事なのは、最初にも言っていたようにその子にあったものを選ぶということです。
ちゃんとごはんをあげることは、健康や長生きに繋がっていきます、皆さんが大切な家族と長く幸せに暮らしていけますように。
ペンネーム:アルト
犬の専門学校で学び、ペットショップで犬の幼稚園に携わる。
現在はプードルと一緒に暮らしています。
犬の躾や豆知識などに関する情報が豊富。
アルトさんのブログはこちら→あるとブログ