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いつまでも抱っこしてて大丈夫?抱きグセってほんとにあるの?腱鞘炎や腰痛予防、パパにも抱っこはおすすめです!

うちの子、今年幼稚園なんだけど、まだ「抱っこ抱っこ」って言うんだよねぇ・・・

そうそう!うちも!

うちなんか義理の母に「赤ちゃんの時、抱っこばっかりしてるから抱きグセがついたのよ」って文句言われちゃった!抱きグセって本当にあるのかなあ

どうなんだろうね。

でも抱きグセがあるにしてもないにしても、あんまり抱っこばっかりしてて、”自立しなかったらどうしよう”って心配になっちゃう。。。

ピヨ博士
そんな心配をしているママたちへ!

オキシトシン研究の第一任者山口創先生の本から「抱っこの意味」を

「抱きグセ」という言葉がなぜ流行ったのかなどの背景をご説明しながら、

安心していっぱい抱っこしていいんだよ”ということが書かれているブログだよ!

このブログには、こんなことが書かれています
  • いつまでも抱っこしてると自立しないってホント?
  • 抱っこしてると「抱きグセがつく」って言われたけど・・・
  • 腱鞘炎や腰痛を予防するために
  • 抱っこの種類と時期
  • パパも抱っこしてね!

・いつまでも抱っこしてると自立しないってホント?

山口創先生

そんなことはありません!安心してくださいね^^

こういう心配をしているお母さんは多いんじゃないでしょうか。

でも心配ご無用です!

逆に、たくさん抱っこしてあげる方が、精神的にも落ち着いて自立できる子に育つと言われているんですよ!

オキシトシン研究の第一任者山口創先生の著書

「幸せになる脳はだっこで育つ」にはこうあります。 

小さい時のスキンシップは一生ものです。

その子の脳に生涯影響を与え続けていくものといえるのです 。

親子のスキンシップはオキシトシンというホルモンを体内に作ってくれます。

オキシトシンは様々な効果があって、

親子の愛着関係を深めます

ストレスに強くなります

セロトニンを活性化させます心の安らぎ、満足感を感じる脳内物質です)

記憶力が良くなり学習効果が高まりま

体の成長を促します 

こんなにたくさんの効果が認められているのです。

きっと多くの親御さんは、我が子に

「優しい人になってほしい」

「思いやりのある大人になってほしい」

「自立してほしい」

と願いますよね。

その、全ての土台が、抱っこをはじめとしたスキンシップで培われるのです。

「触れない子育て」が始まった理由と、もたらしたもの

実は、多くのお母さん方が気にしている

「抱っこばっかりしていたら、自立しないんじゃないか」という心配事。

実は、こんな歴史的背景が影響しているかもしれません。

伝統的な育児は、どこの国でも「触れる育児」でした。

ですがある時を境に、「触れない育児」が提唱され始めます。

その原因は、なんと産業革命。

女性の労働力が必要になってきたことから、育児の合理化を図るため

赤ちゃんをコントロールする育児方法を提唱する学者が出てきたのです。

触れない育児を以前から進めてきたアメリカでは、20世紀初めごろに早くも

子どもをめぐる様々な問題が表面化しました。

そして、様々な実験の結果、やはり子ども時代にたくさんスキンシップをしてもらった子ども、

抱っこをしてもらった子どもは、情緒が安定し、その後とても幸せな人生を選びやすくなる

という結論が出たのです。

結局、「たくさん触れ合って抱っこして子育てしたほうがいい」という結論になったのに

「触れない子育て」が提唱されていた世代の人たちが、ずっと伝えているので

「甘やかさない方が自立する」という考え方だけが一人歩きしているのかなと感じます。

ぜひ、現在進行中の子育てに向き合っているお母さんたちには、迷わずいっぱい抱っこしてあげて欲しいなと思います。

男の子に甘えん坊が多いと感じるのはなぜ?

それは、ホルモンバランスの影響なんですよ!

再び 

オキシトシン研究の第一任者山口創先生の著書

「幸せになる脳はだっこで育つ」から引用させていただくと

「女の子に多い女性ホルモンのエストロゲンは、オキシトシンの効果を倍増してくれます。

一方男の子に多く分泌される男性ホルモンであるテストステロンは、オキシトシンの働きを

抑制してしまいます。

そのため男の子はオキシトシンが出にくく分泌量も少ないのです。

男の子の方にべったりと甘えてくる甘えん坊が多いのは、少ないオキシトシンを増やそうとしているかのかもしれませんね。

ですから、「男の子なのにこんなに甘えん坊で将来大丈夫だろうか?」という心配は無用です。

むしろ男の子ほど小さい時はたくさん抱っこしたり、ベタベタ触れ合って甘えさせる方が

良いのです。

男の子だからということで、あまり甘えさせてあげないと心が満たされず、

返っていつまでも親離れが出来なくなってしまいます。」

  • 抱っこしてると「抱きグセがつく」って言われたけど・・・
  • 抱っこ育児コミュニケーター
    藤井ゆかさん

    実は、「抱きグセ」というものは存在しません!なので、「抱きグセ」なんてつきません‼︎

    「抱きグセ」という言葉が流行ったのは、日本の育児方法がアメリカやヨーロッパに影響を

    受け始めてから。

    この言葉の出どころは、 1950年頃の母子手帳の副読本と言われています。

    もともとは「抱きグセ」という表現ではないようです。

    【育児の心得】という文章の中にこんなくだりがあります。

    「子供が泣いたらよく原因を確かめましょう。

    泣いたからといって、すぐお乳を与えたり抱いたり

    おぶったりするのは良くないことです。」

    またこの【育児の心得】では

    「添い寝をやめる4〜5ヶ月になったら、離乳食を始めましょう。」

    などの育児の西洋化が色濃く表れています。

    また、

    「添い寝のクセは、母子ともに安眠できませんからやめましょう。

    一人で寝るクセをつけると、目が覚めても一人でよく遊んでいるようになります。」

    と書いてあります。

    しかし1985年にはこのような表現は消され、次のような記述になりました。

    「抱きグセがつくのではないか、という心配より育児で最も大切なことは、母と子の直接的な

    ふれあいです。抱きたいと思ったら抱いていいのです。」

    「添い寝は母と子のスキンシップの機会ともなるので、とても良いことです。

    首が座る前は窒息に注意して下さい。」

    と書いてあります。

    結果的に「抱きグセがつく」という表現は1950年の文章が元になって、

    自然発生的に広がったのではないかと思われています。

    つまり、もともと「抱きグセ」なんてなかったんだね!

    育児の方法は、時代とともに変化してるから、もし年配の方に言われても、

    「そういう時代だったんだな」と流せるといいけど・・・。

    話せる間柄なら、

    「抱っこする方が自立につながるんですよ!」と自信持って伝えられるといいね!

  • 腱鞘炎や腰痛を予防するために
  • よかったー!そうなのね!

    実は、抱っこはしてあげたいけど、心配だったからなんとなく

    「もうお姉ちゃんでしょ!」とか言っちゃってて・・・

    これからは、もっと遠慮なく抱っこしてあげようっと!

    私も〜!でも、もうかなり重いけどね💦

    うちも重い!もう素手で抱っこするのはしんどい。それに、腰痛もあるし。

    そうれは確かに!そんな人のために、gyuttone!なのですが、

    腱鞘炎や腰痛を予防する抱っこの方法を、ご紹介しますね!

    腱鞘炎にならないようにするには

    腱鞘炎にならないように気をつけるには、腕の使い方がポイントです。

    赤ちゃんを抱っこする時、手の平を上に向けていませんか?

    多くの場合、手のひらを上にして、赤ちゃんのお尻を支えているかと思います。肘から手首の筋がねじれる感じ。

    お分かりでしょうか。

    手の平を下に向けると、腕のねじれがありません。

    手の平の向きだけでも、腱鞘炎を予防することが可能です。

    腕のねじれを最小限にすることで、負担を減らすことができるからです。

    実際に赤ちゃんを抱っこするとこのような感じ。

    まず、抱っこしていない状態で、手の平を上に下に、と試してみて、ご自分の腕をどのように

    感じるかやってみてください。

    ねじれた状態で、重たい赤ちゃんを抱っこしているなんて、ママってほんとに

    偉いですよね!まずは、自分を褒めてね!!

    腱鞘炎は、「腱鞘」という腱を束ねている器官に炎症が起きている状態です。

    ちょうど日本刀の鞘(さや)と刀の関係が、腱鞘と腱の関係に似ていて、

    刀の出し入れが激しかったら鞘には傷がつきますよね。それと同じです。

    育児中の腱鞘炎は、多くの場合同じ姿勢での家事育児が原因になっているので、

    本当は炎症が治るまで休ませてあげたいけど、そうもいかない💦

    加えて産後は、ホルモンバランスが大きく崩れることはよく知られています。

    その中でも、「エストロゲン」という、普段炎症などを抑える働きをしているホルモンが

    一気に減ってしまうので、産後は腱鞘炎になりやすいのです。

    加えて、腕をねじった形での長時間・長期間の抱っこ。

    産後のママは、いつでも腱鞘炎になるリスクを抱えているので、一回一回の抱っこの時に、

    腕の向きを工夫するだけでも負担が減るのではないかと思います。

    気がついた時にぜひ、手を反対側にして抱っこしてみて、負担の違いを比べてみてくださいね!

    (参照:小石川整骨院HP

    腰痛にならないようにするには

    腰痛にならないようにするには、腹筋と姿勢がポイントです。

    ここでは、抱っこをメインに考えますね。

    基本の姿勢は、以下の図です。

    耳から肩、足の付け根、膝、くるぶしが、横から見たら一直線になっているのが理想です。

    が、産後、体が痛い時は、こんなにピンと立てないかもしれません。

    いきなりこの姿勢を保つのはツライ!という場合は、壁にピッタリと背中をつけて、この理想の姿勢になるように練習してみてください。

    そして、この「真っ直ぐな姿勢」のまま、赤ちゃんを抱っこすることができれば、腰痛予防になります。

    産前産後のマイナートラブルの中で、腰・背中の痛みを訴えてる人は70%〜75%と言われています。 

    腰痛もやはり、産後のホルモンバランスの崩れが影響していて、今まで腰が痛くなったことなどない人も、腰痛を訴える場合があります。

    妊娠中は、出産に備えて骨盤を広げるために”リラキシン”というホルモンが多く分泌されます。

    このホルモンが出ることで、子宮周辺が緩み、赤ちゃんが産道を無事に通り抜けてこれるのですが、一方で、お母さんの体は骨盤が歪んでしまうのです。

    10ヶ月もの間、お腹の中で赤ちゃんを育てていると、骨盤が歪むだけでなく、腹筋も弱くなってきますし、大きなお腹を支えるために、背骨も反ってきます。

    様々な原因が重なって、さらに産後は自分の体を十分ケアする時間もなく、毎日の育児に追われているので、お母さんの体は自分が思っているよりもボロボロになってるかもしれません。

    ちょっとでも「腰が痛いな」と思ったら、無理せずに、対処、予防をしてくださいね。

    ・抱っこの種類と時期

    日本のお母さんは生後3ヶ月まで、首がすわるまでは横抱きというふうに産婦人科で教わっている方が多いのではないでしょうか。

    でも実は、きっちり3か月たってなくても、縦抱きしてもいいのです。

    横抱きにも縦抱きにも、メリットデメリットがあるので、「絶対こうでなきゃダメ!」と

    思い込んでツライ思いをするくらいなら、少し選択肢を増やして欲しいなと思います。

    横抱き メリットデメリット

    【メリット】

    《新生児の時期》  

    🍎抱っこがしやすい

    🍎授乳がしやすい

    🍎首を支えやすい

    🍎赤ちゃんの表情が見やすい

    【デメリット】🍏少し大きくなったら、抱っこしにくくなる

           🍏赤ちゃんの足のM字開脚や、背中のCカーブが作りにくい

    縦抱き メリットデメリット

    【メリット】

    🍎ママとの密着感が高いので(心音が近いので)赤ちゃんの情緒が安定すると言われている

    🍎赤ちゃんの背中のCカーブ/M字開脚/腕の位置など正しい姿勢が取りやすい

    🍎体全体で支えられるので、腕の力が弱い人でも抱っこがしやすい

    【デメリット】🍏首が座っていない時期の赤ちゃんは、抱っこがしにくい

           

    日本では「首が座るまでは横抱きする」という認識が強いですが、実は海外では縦抱きが主流です。

    ・パパも抱っこしてね!

    いっぱい抱っこしていいこととか、姿勢とか、3か月未満でも縦抱きしていいとか、いろいろ抱っこについてわかったね!

    ホント!あとはパートナーに協力してもらって、自分の体に負担少なめに抱っこしたいね!

    そうだね!ぐずってる時は「ママがいい!」になりがちだもんね💦

    でもそれって、普段いっぱい抱っこしてるのがママだからってだけで・・・やっぱりパパもいっぱい抱っこして欲しいよね!

    腕の力が強いパパが、抱っこしてくれたらありがたい!

    生まれたばかりの赤ちゃんを抱っこするのは、最初は怖いかもしれませんが、育児は慣れです。

    お母さんだって、産んで初めて親になったばかり。

    実は抱っこしてオキシトシンが出るのは、抱っこされる側だけじゃないんです。

    抱っこした側も、体内に幸せホルモンが生成されて、ストレスに強い体になっていきます。

    仕事で忙しく、なかなか子供に関われないと思っているお父さんがいたら、「抱っこする」という

    一番簡単な育児を積極的に行ってください。

    抱っこすることで「お、なんか抱っこしやすくなったな」とか「重くなったな」とか、

    子どもの成長を感じ、喜びを感じ、体内ではストレス耐性ホルモンが生成されている。

    抱っこはいいことばかりです。

    この記事は、大門が書きました。

    抱っこ育児コミュニケーター

    日本ママヨガ協会美ラク抱っこスペシャリスト

    今年は、山口創先生の「からだとこころの治癒力を引き出す@早稲田大学」講義を受講しました。

    抱っことおんぶの勉強会などにも参加し、常に抱っこや抱っこ紐の勉強を続けています。

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