子ども用に開発したgyuttone!を、ペットにも使えるように改良しました!
2017年に、子ども用に開発した抱っこ紐gyuttone!
エコバック、シート、抱っこ紐の充実した機能はそのままに、ペットにも使えるようになしました!
どんな改良をしたの?
実は、3点だけなんです!
①の「ベルトの収納部分」は、子ども用に作っていたときは、誤飲事故に繋がってしまったらいけないという理由から、あえてマジックテープにしていました。
ですが、今回採用したスナップボタンは手縫いではなく打ち込んであるので、簡単には取れないようにしてあります。
マジックテープはペットの毛が挟まってしまうので、変更いたしました。
②手提げ部分の持ち手を長くしたのは、ペット用ということでもないんですが(^^;;
より荷物が多くても使いやすいように、改良しました。
③肩ベルトにくるっと引っ掛けて使える「ストッパーベルト」を付属品として作りました。ハーネスに止めて、ペットの落下を防ぎます。
追加
2022年7月から販売しているgyuttone!は、この3点の改良に加えて、バックルの向きも変更になっています。
詳しくは、こちらの動画をご覧ください。
すでにマジックテープバージョンも2021年バージョンも完売しているので、
2022年10月以降にお買い求めいただいたお客様は、2022年バージョンの動画をご覧ください。
ペットにも使えるようにしたのは、愛犬の病気から・・・
我が家の愛犬は、コタロウという名前のトイプードルです。2008年生まれなので、もう立派なシニア犬。
もともと皮膚が弱くて、毎年のように秋には病院に連れて行ってたのですが、今年(2020年)に入ってから、アトピーのような症状ががひどくなり。
2週間に一回くらいのペースで通院するようになりました。
コロナになってからは、基本、待合室ではなく車で待つスタイル。
待合室はベンチが半分ほどに減らされ、自転車で連れて行った時などは抱っこして待つのがツライ( ; ; )
コタロウは、5.4kgしかないのですが、ずっと抱っこしてるとけっこう疲れます。
そこで、子ども用のgyuttone!を、使ってみたところ、ストンと収まってくれたので、「これはもしかして使えるかも」と思いました!
でも実は、このときはまだ「ペット用に改良って言っても、必要としてくれる人がいるのかなぁ・・・」と不安でした。
運命のお客様との出会い!
これは、2021年10月に出店させていただいた「アソモビ」というイベントです。埼玉スーパーアリーナで開催された、アウトドア関係のイベントでした。
2021年は、確か8月いっぱいくらいまで、まん延防止措置法で外出が制限されていたのですが、やっと少しずつ、”経済も回しつつコロナとも共存していかないと・・・”という流れになっていた時期でした。
うちも多くの事業者さんと同様、コロナの影響をもろに受けて、売り上げは激減。どうやって復活させればいいか悩んでいたところ、たまたま主催者が知り合いで、この「アソモビ」に誘っていただいたのでした。
きっとイベント主催者の方々も、何回も延期になっているから出店者を集めるのに苦労していたんだと思います。
自宅が埼玉なので、知り合いも声をかけやすかったという、ただそれだけの偶然なんですが、私はそこで、ターニングポイントになるお客様に出会いました。
写真がちょっと見にくいのですが、この、マネキンが抱っこしているのは猫のぬいぐるみです。
これは、100cmの身長の子どもの人形が売っていなくて、たまたまこの猫のぬいぐるみが100cmだったので使っていただけでした。
100cmというのは、だいたい4歳の子どもの平均身長。それくらいの大きさの子でも、抱っこできますよ、といういことを伝えるためにこのぬいぐるみを使っていたのですが・・・
「これ、ペットにも使えるんですか?」と声をかけてくださったお客様がいたのです。
そのお客様は、都内にお住まいで、チワワを含めた小型犬を何頭も飼っているとのこと。
「チワワみたいな小さい子って、スリングの中では潜っちゃうし、可愛いから並べて抱っこしたいけど、こういうふうに抱っこできる抱っこ紐って、無いんだよ!この仕組み、考えた人、天才!!」とベタ褒めしてくれたのです。
あ、私が考えていたことを、必要としてくれる人がいる・・・
嬉しくて、なんというか大袈裟に聞こえるかもしれないですが、神様が送ってくれた、メッセンジャーかなと思ったくらいでした。
「この方向で、いけばいいよ」と言ってくれているのかな・・・と思って・・・
丸井大宮店さんのポップアップショップで証明されたこと
その後、丸井大宮店さんのポップアップショップへの出店が決まりました。
開発を手伝ってくれたよろず支援拠点のご紹介です。
丸井さんでは、マネキンを三体お借りして、「子ども」「猫」「犬」のぬいぐるみをそれぞれに抱っこさせてみました。
いろんな用途で使えます、というのを視覚的に表現してみたら、どのマネキンが一番反応があるのかな、と思ったのです。
そうしたら結果は、圧倒的に「ワンちゃん」でした!
犬のぬいぐるみを見て、「え!犬も抱っこできるの?」と聞いてくれ、足を止めてくださる方が一番多かったのです。
ご購入された方の8割がワンちゃん用。
猫ちゃんのぬいぐるみも反応は良かったのですが、「うちの子は入んないな〜(笑!」「こんなふうにうちの子も抱っこしたいーWW」という感じで笑って話してくださる方が多かった印象でした。
ちなみに、後の1割ずつが猫ちゃん用と子ども用でした!
その結果から、ワンちゃんに関係するイベントを検索し、4月から、犬のイベントやペット関係のイベントに出店を増やすようになりました。
追記
もちろん、最初のコンセプトは「子育てを頑張っているママたちと繋がりたい」という想いだったので、引き続き、子育て関係のイベントには出店したいと思っているのですが、最近はオンラインが増えましたね。
gyuttone!の安定感やフィット感は試してみないと伝わらないので、子育て関連のリアルイベントにあまり出られないのはちょっと寂しい気持ちです・・・。
偶然の出会いに感謝の気持ちを込めて
実はアソモビでお会いしたお客様は、そのときはご購入には至りませんでした。
理由は、「自分と奥さんの体格差がすごくあるので、共有できるかどうかも含めて試着してみたい」というもの。
旦那様は身長が180cm以上ある方で、奥様は小柄なんだそうです。(そのときはご来場されていませんでした)
それなら、実際にワンちゃんも連れて来れて、奥様と一緒に試着できる方がいいですよね、ということで購入を見送ったのですが・・・
いつかまた、このお客様に会えるといいなと思いながら、今もイベントに出ています。
これを読んでてくださったらぜひ、お声かけてくださると嬉しいです。
お客様のおかげで新しい方向性がひらけて、自信持ってペット用に売れるようになって、その後のイベントでもたくさんの素敵な出会いに恵まれました。
もう、忘れていらっしゃるかもしれないけど、 あのときは本当に、ありがとうございました!
「子どもにもペットにも使える」のは、実体験だからこそ
gyuttone!を作ったのも、「抱っこ紐って必需品だけどかさばってイヤだ!普段持っているエコバックが抱っこ紐の役割もしてくれたらいいのに・・・!」という発想から生まれ、当時2歳だった息子をモニターにして、15回も試作を繰り返してできました。
今回の「子どもにもペットにも使える」gyuttone!は、愛犬コタロウの通院時の不便さから生まれました。
全部、自分の身の回りの実体験です。
だからこそ、共感が得られた時は本当に嬉しいし、販売しながらお客様に育てていただいてるなって思います。
普段はこんなにぐうたらであけっぴろげなコタロウですがw
お店に出るときはちゃんと店長さんをやっているので、見かけたらなでなでしに来てくれると嬉しいです♫尻尾をピコピコして喜びます♫
コタロウ店長ともども、こんな経緯でできたgyuttone!を、今後ともよろしくお願い申し上げます!
コメントを残す